■育毛の基本! 毛髪と地肌のしくみ
毛髪のしくみがわかったら、続いては地肌のしくみ。「そんなのわかってるよ〜」なんて言わずに、今一度、再確認!!
もしかしたら、新たな発見があるかも・・・。
◆育毛の基本!地肌のしくみ
1.地肌を大切に!
2.フケと髪の関係は?
3.皮脂って必要?
4.皮脂にはどんな作用があるの?
5.皮脂の過剰分泌の原因は?
6.皮脂の過剰分泌の影響は?
7.皮脂の分泌量は?
1.地肌を大切に!
地肌は、顔のTゾーンの2倍以上もの皮脂腺があり、体の中で一番皮脂腺が多くて、汚れやすい部分です。髪の畑みたいなものですから、土を耕し(洗髪)、栄養(血行)が行き渡るようにして、肥料(育毛剤など)も与えてください。(例えがおかしいか?)髪の為にも清潔・健康に保つ事が、育毛の第一歩です。
2.フケと髪の関係は?
フケは頭皮の細胞で、皮膚が老化し剥がれたもの。28日周期ではがれ、地肌が新しくなります。フケは大きく別けて2種類あり、乾いたフケと、ベタついたフケがあります。気にしたいのがベタついたフケです。
ベタついたフケの原因は、皮脂の大量分泌によるもので、生活習慣の乱れでおこるホルモンバランスの乱れや血行不良、身体の代謝不良による場合がほとんど。脂の多い物をたくさん食べる方にも多く見られたりします。
フケが毛穴に詰まると毛根のまわりが炎症を起こし、血行が悪くなりがち。血行が悪くなると、毛根に栄養が行きわたらないため、健康な髪が育ちにくく、抜け毛が増える事もあるそうです。
該当する人は、シャンプー(自然派石鹸もイイみたいです)や整髪剤の選択、私生活・食生活の見直しで改善する事が出来たりしますから、実践してみてくださいね。
3.皮脂って必要?
皮脂は毛穴の奥にある皮脂腺から分泌されていて、性別・年齢・個人の体質によって分泌量は異なります。一般的に、分泌量は男性の方が女性よりも多く、男女ともに30代がピークになるそうです。また、分泌量は部位によっても違って、頭頂部や前頭部でより多く分泌され、その量は側頭部・後頭部の約2倍程度になるそうです。 ( この分泌量が多い人が脂性などと言われています。)
4.皮脂にはどんな作用があるの?
皮脂は肌にとって必要な物質で、次のような作用があるそうです。
・皮膚から侵入する細菌などを防ぎ、感染から防御する[保護作用 ]
・水分の過剰な蒸発を防ぎ、皮膚の潤いを保つ[保湿作用 ]
・体に害のある物質を体外に排泄する。[排泄作用 ]
・皮膚病の一種、白癬菌に対する抗菌作用の[殺菌作用 ]
5.皮脂の過剰分泌の原因は?
男性ホルモンによるもの、生活の乱れやストレスから起こるホルモンバランスの乱れ、飲食物、肌質に合わないシャンプー使用などがあげられます。 特に男性ホルモンは、皮脂の分泌を多くする作用があります。男性ホルモンが髪の毛の成長を抑制する事は明らかになっていますが、脂性との因果関係は、はっきりしていないようです。
男性ホルモンの一種テストステロンに関しては、皮脂分泌に影響を与えているのでは!と考えられています。しかし、脱毛作用に関しては、男性更年期による脱毛を防止すると考えられてもいるようです。
6.皮脂の過剰分泌の影響は?
・紫外線によって皮脂が酸化し、頭皮の炎症の原因となります。
・微生物(細菌など)が繁殖しやすくなって、頭皮の炎症を引き起こします。
・過剰分泌によって毛穴がふさがれます。
・育毛剤などを利用しても浸透しにい状態になります。
7.皮脂の分泌量は?
次のようにいわれています。
男性:10〜13歳頃に分泌量が増え始め、14〜25歳頃までに最高量になる。
55〜65歳頃から分泌量は減り始め、70歳以降には10〜13歳頃の量に。
女性:10〜13歳頃に分泌量が増え始め、14〜25歳頃までに最高量になる。
37〜45歳頃から分泌量は減り始め、70歳過ぎる頃には5〜9歳頃の量に。
以上、脂性の方は無視できない問題です。といっても、皮脂を取りすぎちゃいけません!!
頭皮に必要な皮脂までも取り除くと、皮脂腺が皮脂が足りないことを察知し余計に分泌します。 必要以上の皮脂除去は、薄毛・細毛の原因になる事もあるようなので、目に見えた効果がなくても洗髪剤(シャンプーなど)には気を使ったほうがいいように思います。
粗悪品の洗髪剤は、必要な皮脂までも取り除いてしまいますから、注意が必要です。
自然派石鹸もかなりイイそうですから、試してみる価値はありそうです。
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